複数ロボット自然会話システム(1)

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複数ロボット自然会話システム(1)

 

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複数ロボット自然会話システム(3)
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複数ロボット自然会話システムの「要件定義」

システム概要:

インターネットで繋がった複数の自然会話ロボットがロボット同士でお互いに自然会話を行うシステムです。

各ロボットは、音声認識、自然会話、音声合成の機能を有し、3種の会話モードで会話する。

3つのモード:
対談モード(2人で会話する)
鼎談(ていだん)モード(3人で会話する)
会談モード(4人以上の複数のロボットがお互いに会話する)

システムは、システムを管理するサーバーと複数のロボットから構成される。
サーバーのMySQLデータベースサーバーに会話内容とログ情報を保存する。

会話内容は、ある特定の話題について会話を行うことができ、その話題の「キーワード」でインターネットから情報検索してその内容を会話の材料にして、会話内容を膨らませていきます。

要件定義:

      1. サーバープログラムで参加ロボットを管理(参加ロボット、スタンバイ状態など)
      2.  会話開始の合図(全ロボットがスタンバイ状態になる)と会話終了の合図(会話回数)をサーバープログラムが行う。
      3. 最初、全てのロボットに、会話開始時刻に合わせて、「こんにちは」または「こんばんは」の挨拶を設定する。
      4. 各ロボットは、会話開始の合図でサーバーから「会話文」をWebサービスAPI機能で、受信(JSON形式)する。
      5. 各ロボットは、「会話文」を受信したら、その「会話文」をレスポンダー(AIクラウド含む)に渡し、「応答文」を受けとる。
      6. 各ロボットは、その「応答文」をサーバーに、WebサービスAPI機能で送信する。
      7. 参加ロボットの会話形式は、次の3モードを選択できる。モード設定は会話開始時にサーバープログラムが行う。
        (1)対談モード(2人で話す。対話)、(2)鼎談(ていだん)モード(3人で向かい合って話すこと。)、(3)会談モード(4人以上で会話する。懇談、座談)
      8. 対談モードは、順列(重複あり)Permutations with repetitionで、管理する。
        「順列(重複あり)」にした理由は、各ロボットが独り言の会話ができるようにしたためである。
        nΠr=nr 仮に、3ロボットが対談する場合は、3Π2=3²=9通りのパターンで管理する。(構成図参照)
      9. 鼎談モードは、組合せ Combinations で、管理する。
        nCr=n!/r!×(n-r)! 仮に4ロボットが鼎談する場合は、n=4、r=3で、4C3=4!/3!×(4-3)!=4通りのパターンで管理する。
        A、B、C、Dのロボットが参加した場合は、鼎談のパターンは、ABC、ACD、BCD、BADの4通りのパターンができる。
      10. 会談モードは、組合せ Combinations で、管理する。
        nCr=n!/r!×(n-r)! 仮に4ロボットが会談する場合は、n=4、r=4で、4C4=4!/4!×(4-4)!=1通りのパターンで管理する。
        A、B、C、Dのロボットが参加した場合は、会談のパターンは、ABCDの1通りのパターンができる。Aは、B、C、Dに同じ話を投げかける。同様にB、C、Dも自分以外の参加ロボットに同じ話を投げかける。
      11. 各ロボットは、自分自身と会話することができる。AA、BBなど、ただし、自分自身との会話をしないモードも設定可能。
        「こんにちは」をAが受け取ると「こんにちは」をレスポンダー(応答文を作る機能)へ投げかけるとレスポンダーは、「元気ですか」という応答文を返してきたらその応答文をAに投げかける。
        こんにちは→A→こんにちは→レスポンダー→元気ですか→A→元気ですか→A
      12. 各ロボット同士の会話内容はサーバーのMySQLデータベースに保存する。
      13. 各ロボットには、英字1文字のIDとそれに対応する名前をつける。
        M:摩耶姫、S:しまっぽ、K:くらっぽ
      14.  WebサービスAPIで特定のキーワードについて情報検索して、その内容を会話する。
      15. 構成図(3Π2=3²=9通りのパターン)
        AA、AB、AC、BA、BB、BC、CA、CB、CCの9通りのパターンを管理
        AAu→は、Aロボットが自分Aに会話を投げかける(u→)、AAd←は、AがAから会話を受けとる(d←)意味。uはサーバーにアップロードの略、dはサーバーからダウンロードの略を示す。

        A、B、C の3つのロボットとサーバーがインターネットで繋がっているケース。
        サーバーには、MySQLデータベースサーバーがある。
        サーバーには、WebサービスAPIのプログラム(PHP)があり、ロボットを管理する。

      16. 各ロボットは、発話する時は、相手の名前を言って発話する。
      17. 各ロボットは、全てのロボットとランダムに会話するモードと特定のロボット間でのみ会話するモードを持つ。
      18. 全てのロボットがスタンバイ状態になってから会話を開始する。
      19. 各ロボットは、スタンバイ状態をサーバーに知らせる。

 

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IT人材奪い合い

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IT人材奪い合い

IT(情報技術)従事者にとっては、嬉しいタイトルですね。

IT人材とは:

インターネット通販などの業務システムや、家電などに組み込むソフトウェアを開発する人たちが代表的。
サイバー攻撃からコンピューターシステムを守る人も含まれる。
ビッグデータを分析する専門家や、人工知能(AI)に関するプログラムをつくる人などは「質」、「量」とも大幅に不足すると見込まれている。

「人材不足でプログラムの欠陥を修正できない」、「開発が進まず、販売開始が1年以上も遅れている」、「その企業もIT技術者がたりない。こちらは選び放題だ」

56万円の給付金:

経産省は、IT人材は、2020年に約37万人、30年に約79万人も不足すると推計している。

政府や教育機関も人材育成や確保に乗り出している。
政府は、2018年4月から、国が指定するIT講座の受講者に最大で年56万円を給付する制度を本格的に始める。

社会人にITを学び直してもらい、即戦力にする狙いだ。
2020年度からは、小学校でプログラミング教育を導入し、「将来のIT人材」の育成が本格化する。

平均年収は:

プログラマーの平均年収は、米国では約950万円、日本は約400万円にとどまっている。
待遇に不満を感じてIT業界を離れる若者も多く、待遇改善は急務になっている。

転職求人倍率は:

IT技術者は、1人の転職希望者に対する求人数を示す「転職求人倍率」が、5年前の約2倍から直近は約4倍となった。IT技術者の人材難は際立っている。

参照:
2017年12月24日
読売新聞

 

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