母親の46.5%が小学校でのプログラミング教育必修化に賛成!

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株式会社ジャストシステムは、習い事をしている小学生の子供を持つ母親553名を対象に、2016年7月4日~5日にかけてインターネットで実施した「小学生のプログラミング学習調査」の結果を発表した。
 
年齢層は20代が4.5%、30代が50.5%、40代が43.4%、50代が1.6%、職業は専業主婦が50.3%、パート・アルバイトが20.4%。
 
プログラミング教室に通っている小学生は、全体の3.1%。
 
ただし、小学1年生は10.2%、2年生は9.5%、3年生が9.3%、4年生は10.3%と高かった。5年生は2.5%、6年生は3.7%となっている。
 
夏休みに短期スクール/ワークショップへの参加を予定しているのは全体の17.9%となっているが、プログラミング教室への参加を予定しているのは、このうち26.3%。
 
2020年度より小学校でプログラミングが必修化されることについては、「賛成」と「どちらかというと賛成」を合わせて46.5%が肯定的で、否定的な意見を大きく上回った。
 
必修化に賛成する理由としては、「さらに進化するIT社会で、必要とされるスキルが身につく」(58.8%)、次いで「将来の職業の選択肢が増えるきっかけになる」(51.8%)でした。
 
プログラミング教育の校外学習については、「『教室』に通って、学んでほしい」という意見が51.4%を占め、家庭用教材の8.7%を引き離した。
 
家庭用教材は自宅学習となるため、「教室の方が適している」(54.9%)「専門家に習うべき」(54.9%)「自宅では子供がやりそうにない」(44.7%)「質問されても答えられない」(43.0%)との回答が目立った。
 
 
 
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子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由

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プログラミングは「21世紀型スキル」の代表格です。

21世紀の社会を生き抜くために、重要なスキルがプログラミングです。

今後、

IoT(Internet of Things」の略で「モノのインターネット」と呼ばれる)

という技術で電化製品、自動車、医療機器、建物など、コンピューター以外の多種多様な「モノ」がインターネットに接続され、相互に情報をやり取りする時代になります。

このようなニーズに不可欠な技術がプログラミングです。

このニーズに応えるべき世界各国でプログラミング教育が進みはじめています。

ここでは、子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由を挙げます。

  1. 将来の可能性を広げる
  2. 創造力を広げる
  3. 論理的思考力を養える
  4. 問題解決能力を養える
  5. 自分に自信を持てる
  6. 楽しい

 

  1. 将来の可能性を広げる

どんな仕事についてもITスキルが必要な時代になってきました。

今、存在している仕事は、IT化によって将来はなくなるだろうといわれている職業が増えていきます。

IT化、AI化(人口知能)によって急速に人間の仕事は、コンピュータや先端テクノロジーが代替することでしょう。

こうした先が見えない社会において、どんな仕事にも役立つと考えられるプログラミングを学べば、子どもたちの

  • ”できること”
  • ”選択肢”

を増やすことにつながる、ゆえに、プログラミングが将来の可能性を広げるでしょう。

 

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  1. 創造力を広げる

「創造」とは、オリジナリティーのあるモノを作ることをいいます。

プログラミングの学習ではこのような創造力を、ゲームやアプリ、Webコンテンツなど、デジタルなモノ作りを通して養い、広げることができます。

プログラミング知識、技術があれば思いのまま「新しいアイデア」を具現化することできます。

こんな楽しいことはありません。

人生で一番楽しいことは一生クリエイティブなことを自分の意志で行えることです。プログラミングは、このクリエィテブを実現することができる手段となります。

小さい時からプログラミングの知識や技術を身に着ければ生涯に渡って「新しい価値のあるものを作る」ことができます。

  1. 論理的思考力を養える

プログラミングを学ぶことで論理的思考力を養うことができます。

論理的思考力とは「物事を整理して考える力」です。

プログラミングする時は、事前にこれから作ろうとするモノをイメージして整理して具現化していきます。

この段階で、常に論理的思考力が養われていきます。

簡単なゲームを作る場合にも、コンピュータ上で表現するとなると、物事を整理して構造的にとらえる必要があります。

ゲームのストーリー、キャラクターと背景、キャラクターの動き、場面の分割などを構造的にとらえることが要求されます。

自分のプログラミング作品をお友達に説明する場合は相手がどのように自分の作品について考えるかを理解する必要があります。

相手からコメントをもらい作品に新たな要素を取り入れる段階で全体の構造を考え直さなければなりません。ここでも論理的思考力が磨かれます。

 

  1. 問題解決能力を養える

自分の作りたいものをプログラミングで作る過程で、問題解決能力が養えられます。

プログラミング学習では、問題と向き合う中で、自然に問題解決能力が養われます。

これまでの社会では、与えられた仕事を効率よくおこなう人材が必要とされてきました。

学校教育でも、知識を覚えて、与えられた課題を正確に解ける能力が求められました。

しかし、インターネット時代においては情報を誰でも簡単に入手できぬようになったことで、新しいことが次から次へと生まれる時代になりました。

このような社会では変化に柔軟に対応しながら、自ら課題設定して、答えを見出していく能力が求められます。まさに、問題解決能力が必要な時代になりました。

プログラミングは、まさにこのような問題解決型学習ができるのです。

  1. 自分に自信を持てる

プログラミングでは、自分で考えることが基本です。

自分で考えたことをプログラミングで表現したり、課題解決したりすることで、「自分でできた!」という自信が育まれます。

プログラミングは絵画や図工などのように物理的な制約のないコンピュータの中でのモノ作りです。

物理的制約がないため、プログラミングは、試行錯誤しやすい環境です。

このため、「作りたい」から「できた!」までのプロセスが短いのが特徴です。

このことで、自分に自信を持てることになります。

 

  1. 楽しい

自分で考えたことをプログラミングして、スクリーンの中で思い通りに動くと子どもは満面の笑顔を見せます。

人が作ったゲームで遊んでいたから自分で作ったゲームが動いた!

今までにない経験です。もうすっかり虜になってしまう瞬間です。

コンピュータがあれば物理的制約を受けずに自分で表現したいことをプログラミングで実現できます。

自分で作ったゲームなどは、友達に見てもらいたくなります。

友達がそれで遊んでくれれば楽しさは倍増します。また、改善点などを教えてもらうと改造という楽しみもあります。

大人からの指示でなく自立的にプログラミングの世界をもっと知ろうという好循環が生まれてきます。

参考:
子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由(神谷加代 2015)

 

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