桃太郎の滝・嘉満ヶ淵

桃太郎の滝・嘉満ヶ淵

桃太郎の滝・嘉満ヶ淵

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何故”桃太郎の滝”という名が付いたのか明らかではございませんが、滝の落下する形が桃の実に似ているので名づけられたとも伝えられています。
独特なとても濃い青を見ることができます。
ここより下流230mに嘉満ヶ淵があり、かつては四万温泉の景勝地として観光に訪れる方が多い場所でした。しかし、すぐ上流に発電所の取水所が出来たため、水があまり流れなくなってしまい、現在では訪れる人も少なくなりました。
でも、川をはさんだ浸食された岩の造形は、今も健在で見応えがあります。その岩の曲線の成り立ちに思いを馳せると不思議な気持ちになります。
歩道などがあまり整備されていませんので、歩きやすい靴が必要です。

嘉満ヶ淵(かまがふち)




甌穴

甌穴

甌穴

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四万川を間近で見学することができるスポットで、川底に巨大な穴が空いています。何万年という時の流れと、自然の摂理の結晶が甌穴をつくりました。
川底の石が流されずに同じ場所で揺れ動き、その摩擦によりくりぬかれた穴は130m程の間に、大小あわせ8つあります。
川底にあった石は、四万温泉協会にて展示しております。
昭和46年(1971年)に群馬県指定天然記念物に指定され、巨大なものになると口径8m、深さ3.2mを越えるというから驚きです。

口径8mの甌穴

四万温泉協会に展示してある甌穴の中にあった石

旧第三小学校

旧第三小学校

旧第三小学校

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平成17年(2005年)に惜しまれつつ閉校した木造校舎の小学校です。
その歴史は古く、明治12年(1879年)にはこの場所に設立されており、現校舎は昭和10年(1935年)に建てられたものです。
昭和2年(1927年)には日米親善に関し、青い目の人形「ローズメリー」が寄贈され、今でも中之条町にある歴史と民俗の博物館ミュゼにて展示されています。
温泉街から細く狭い坂道を登っていくと校門が現れます。この校門、当初から設置されていたわけではなく
校門がないことを嘆いた四万の人々が協力し、渋川市の金井にあった橋から譲り受け設置したものです。
校舎や遊具は今もなお残されており、まるでタイムスリップをしたような、そんな不思議な感覚になります。
初めて見る方でも思わず「懐かしい・・・」と感じることでしょう。
また現在では、国際現代芸術祭『中之条ビエンナーレ』などの会場にもなっており、期間中は作品の展示
が行われ、中に入ることもできます。校内は高い天井や趣のある階段など、いたるところにこだわりがあり
モダンな美しさを醸し出しています。(普段は施錠されております)

旧第三小学校


川音の足湯

川音の足湯

川音の足湯

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山口地区にある川沿いの足湯です。昔は、露天風呂として親しまれていましたが、現在は露天風呂の形状を残しつつ、足湯になりました。
足湯の入り口から小さな橋を渡りますが、清流を見ながら足湯までの道のりを楽しんでいただけます。
清流のせせらぎを楽しみながら、足湯をゆっくりお楽しみ下さい。
利用時間は 9:00~17:00です。利用料は無料です。なお冬季は閉鎖されます。 

川音の足湯 2012年まで露天風呂として利用

水晶山

水晶山

水晶山

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標高900mの水晶山は、名前の通り岩肌に水晶を含んでおり、キラキラと輝いています。
昔は子供の遊び場で、水晶を見つけに探検に行っていたようです。
山頂にある展望台からは、四万温泉の新湯地区を眺めることができます。
往復で2時間ほどの登山が楽しめますが、入山の際は熊鈴をお忘れなく。道中急な坂もありますのでそちらにもご注意ください。
入山下山にはこちらの中井地区登山ルートをご利用ください。ゆずりは方面からの登山ルートは、現在未整備のためご利用いただけません。

水晶山

小倉の滝

小倉の滝

小倉の滝

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小倉の滝は名勝と呼ぶにふさわしい、女性的な美しい滝です。
岩肌をすべるように落ちる幾筋もの白い流れと、涼しい水の音が格別です。
夏には緑が、秋には紅葉が美しく映え、花の季節にはツツジが美しさを添えます。
片道およそ2.5㎞で、山道を40分ほど進みます。急斜面もありますので運動靴などをオススメします。

小倉の滝

美遊時庵 まるたか

美遊時庵 まるたか

美遊時庵 まるたか

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1990年代までは、文房具や釣り具を販売していたお店でした。
空き店舗対策で、四万温泉協会が家主からお借りして、入場無料のまちかど博物館としてオープンしました。四万温泉の歴史年表や、懐かしいおもちゃ、古い家具等、昭和の暮らしをイメージさせています。
併設の摩耶姫神社でお願いごとや恋みくじをひいたり、摩耶姫ちゃんの顔出し看板で記念撮影もどうぞ。

摩耶姫ちゃんの顔出し看板

まるたか摩耶姫祭り(2月中旬から3月中旬まで開催)

積善館

積善館

積善館

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現存する建物は、元禄7年(1694年)に開業した日本最古の湯宿建築として、群馬県の重要文化財に指定されています。
宮崎駿監督のアニメ映画、「千と千尋の神隠し」のモデル宿の一つとも言われ、大正ロマン漂う「元禄の湯」には、日本中から多くの温泉ファンが訪れています。
昭和5年(1930年)に建てられた「元禄の湯」は、国の登録有形文化財・県の近代遺産に指定されております。
このような貴重な建物があることもあり、映画「天国の駅」や「命」、連続テレビ小説の「ファイト」、最近では第77回ベネチア国際映画祭で黒沢清監督が、最優秀監督賞の銀獅子賞を受賞した映画、「スパイの妻」の撮影にも使われております。

積善館
積善館の内観

小泉の滝・大泉の滝

小泉の滝・大泉の滝

小泉の滝・大泉の滝

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100mほどの距離を置いて流れ落ちる2つの滝は、それぞれ小泉の滝、大泉の滝と呼ばれています。
小泉の滝の対岸には、その昔茶店があり、滝の水を使って旅人に茶が振舞われておりました。
大泉の滝は最近遊歩道が整備され、間近で楽しむことができるようになった滝です。落差自体は低いものの、綺麗なブルーと周りの風景が相まって癒しの時間を過ごすことができるスポットです。
キャニオニングツアーでは最後を締めくくる滝にもなっています。
このあたりは紅葉の名所でもあり、「楓仙峡」と呼ばれています。
日向見とゆずりは地区の間に位置する峡谷で、切り立った断崖が素晴らしい自然の造形美を形づくっています。
遊歩道は坂道ですので、歩きやすい履き物をおすすめします。

大泉の滝

御夢想の湯

御夢想の湯

御夢想の湯

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御夢想の湯は、四万温泉の一番奥・日向見地区にあり四万温泉発祥の地とされています。
碓氷貞光(うすいのさだみつ)の夢枕にたった神霊が、「四万の病を癒す霊泉を授けよう」と神託し、目覚めると枕元に温泉がわき出していたとされています。
湯屋造りの建物は、平成18年の始めに新築されました。お風呂は男女別に分かれ、石をくりぬいた湯船があります。また、目の前には日向見薬師堂と日向見薬師の足湯もあります。
毎年1月の大寒の日には、大釜で温泉の湯を焚き祝詩を奏上した後、湯立の湯を湯笹で周囲に振りかける「湯立祭」が行われ、多くの観光客が一年の無病息災を願って集まります。
共同浴場は、もともと地元の住民が、家庭に風呂を持っていなかったため作られた浴場でした。そのため、地元の住民が使わない時間限定で一般の方々にも解放しているのが特徴です。
新湯地区には河原の湯、山口地区には上の湯という共同浴場がございます。
ご利用時間は9:00~15:00まで、年中無休で入浴料は無料です。
タオル・石鹸等はご自分でお持ちください。 

御夢想の湯内観(お風呂)

大寒の日(1月20日)に行われる湯立祭
河原の湯

上之湯